2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧
亀戸は梅が有名で、数年前には「亀戸梅屋敷」という観光案内所を作っている。 亀戸は江東区だけれども、墨田区との境はかなり出っ張って入り込んでいるので、文花とか立花辺りだと亀戸も充分に近く馴染み深いエリアである。小村井駅から明治通りをまっすぐ歩…
国道6号線から少し曳舟側に入ったところに、秋葉神社という小さな神社がある。 「考証 江戸を歩く」という少し古い本に書かれていたので散歩がてら立ち寄ってみた。墨田区周辺は私の実家のある埼玉などとは違い、江戸時代から沢山の人が生活をしていたので…
「女工哀史」の著者である細井和喜蔵は東京モスリン亀戸工場に勤務していたので、本書には当時の工場の様子が何度か出てくる。 「亀戸工場」と言っても実際の場所は現在の東あずま駅に近い立花団地の辺りである。当時の工場歌といものが載っているので引用す…
旧中川にはカワセミがいる。 旧中川というのは、現在の荒川から発して亀戸中央公園の裏を通るやたらと曲がりくねっている川だが、自宅から平井方面に抜けようとする時に渡ることがある。 この川の歴史に触れるときりがないが、数年前まで行われていた整備事…
モスリンとは何ぞや。 家からそれほど遠くない団地は、その昔「東京モスリン」という会社の工場だったそうだ。そこで調べてみると、モスリンというのは毛織物の1つらしい。今ではほとんど流通していないが、戦前に日本が紡績大国だった頃には大量に生産して…
発行されたのは一年近く前であるが、最近この本を読んだので感想を少し書く。 本書は消滅した三洋電機とその社員について記録したものだ。私は三洋電機と同じ電機業界に属する会社に勤務していたので、この10年余りの激動期を遠目には見ていた。しかし、当時…
墨田区の文花に住んで10年。ここは生まれ育った場所ではないし、労働問題などにも関心がある訳ではない。 というのは言い訳になるけれども、恥ずかしながら最近までこの辺りが「女工哀史」の主要な舞台であったことを全く知らなかった。「女工哀史」という…
東京の東側、墨田区に居を構えてはや10年。引越した時に妻のお腹にいた子供はすでに小学校の高学年になった。 私自身は生まれも育ちも埼玉県で、とにかくこの辺りの予備知識は全く無い。妻は東京生まれだけども、興味の対象が全く違い地域の歴史などには関心…