旧中川の夏鳥
久しぶりに旧中川に鳥を見に行った。
季節が春から夏に変わり、夏草が高く伸びて川辺の風景を一変させている。
大雨の後でいつもより水かさが増している水辺には、ほとんど鳥の影が見えない。川沿いの遊歩道を歩いていると、スズメやムクドリに混じって時々ツバメが目の前を横切る。肉眼でしっかりと捉えることができるということは、この春に生まれたばかりのツバメなのかもしれない。
しばらく歩いていると、鮮やかな緑に彩られた夏草をバックにして真っ白な鳥の姿が目に入る。恐らくダイサギだろう。長い首を動かしながら、水際を少し飛んでは停まったりを繰り返している。春にはこの辺りはバンやカモが沢山いたが、季節が変わって集まっている鳥も様変わりしていた。
旧中川から分かれてスカイツリーの方へ流れていく北十間川の小さな橋のところに、三脚を立ててカメラを構えている人が何人かいた。この春に旧中川から巣立っていったカワセミが、この辺りに戻ってきているのだろうか。